ロケットも、
文房具から生まれた。
文房具と一緒にいる時、ひとはとてもいい顔をしている。
つくづく、そう思うことがあります。
書く。ひたすら書く。
机に向かうその清潔なまなざし。
手を休める。思いをめぐらす。
遠くを見つめるそのやわらかなまなざし。
考えている。苦しんでいる。迷っている。もがいている。
でも、まちがいなく前へ進もうとしている。
思えば、文房具は、人間のそんな素顔を、
なんと長い時間見つめてきたことでしょうか。
幸福な仕事。
自分たちの仕事を思う時、
私たちトンボは決まってこの言葉に行きあたります。
なぜなら、私たちのそばには、
いつも頭と心をいっしょうけんめいに使う人がいて、
その人の手から、必ずひとつ、
この世になかった新しい何かが生み出されている。
そう思うたび、誇らしさに胸がいっぱいになります。
傷つきやすく、たくましい。
弱くて、かしこくて、とほうもなくあたたかい。
そんな人間が、いちばん人間らしくあろうとする時に必要なもの。
トンボは、これから先も、
ずっと人間のそばで暮らしたいと願っています。
トンボが動いている。
人が、何かを生み出している。
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